眠りの森 (講談社文庫)著者 : 東野圭吾講談社発売日 :…
久しぶりの東野圭吾。
「魔球」のような,悲しい作品だった。
物語のはじめは美緒視点で描かれており,後半は加賀が主であったが,そこに伏線があるのは見事だった。
この物語で感じたキーワードは,「決意」だ。
バレエという過酷な道を選ぶ決意,親友を傷つけてしまった償いをしようとする決意,愛する人を逮捕する決意…
解釈の仕方が十色にもありそうな内容だったが,面白かった。